遠照寺(おんしょうじ)の参道入口、道をはさんで東西に植えられている2本のアカマツは、「鶴亀の松」「夫婦松」と呼ばれて親しまれています。

東側のアカマツはほぼ直立しており、幹囲3.5m、樹高9m、枝張り東西8m、南北7m。枝が下垂して、美しい形をしています。以前は地上3.5mほどのところで3本に枝分かれしていましたが、雪害で折れてしまいました。

2003(平成15)年に外科手術を施しました。腐朽部を取り除き、ウレタンで成型しました。西側のアカマツは、横に這った形をしており、地上2.5mで北と南西に大枝、北西方向にやや細い枝と3本に枝分かれしています。このマツはやや細く、幹囲2.5m、樹高5m、枝張り東西7m、南北16.5m。1970(昭和45)年には県指定天然記念物になりました。

[鶴の松] 治療(外科手術)前

[鶴の松] 外科手術の様子

[鶴の松] 消毒作業

[亀の松] 土壌灌注作業